米国キャッシュレス企業で最大規模を誇るペイパル(PYPL)。
足元で株価は下落をしていますが、180ドル近辺で下げ止まりました。
ペイパルの成長戦略と、バリュエーション面から考えて、非常に魅力的な株価と言えるかもしれません。
今回は、ペイパルの成長戦略について説明します。
目次
そもそもペイパルとは?
ペイパルとは、世界を代表するキャッシュレス企業で、世界中で約4億人以上のユーザーが使用しています。
使用できる店舗は世界2400万以上も存在し、キャッシュレスアプリとしてなくてはならない存在です。
店舗使用以外にも、個人間でお金のやり取りや、仮想通貨への投資もできるアプリになっています。
このように、通常別々のアプリで提供されるインターネットサービスを1つに集約しているアプリのことを、総称してスーパーアプリと言います。
日本でいうPayPayもこのスーパーアプリの1つと言えます。
ペイパルが加速させるスーパーアプリ
ペイパルは、2021年9月に、様々な機能を備えた新「PayPal」アプリをリリースしています。
従来機能に加え、仮想通貨売買・仮想通貨支払い・公共料金の支払い・クーポン機能なども搭載。
ハイイールドの預金機能も搭載されており、米国の通常預金利回り0.06%に対して、0.40%と破格の利回りを実現しています。
このように様々な機能を搭載しており、時間が経過するとともに新たなサービスも少しずつ追加される可能性を残すのがスーパーアプリの特徴です。
2021年11月にあった決算発表では、新アプリのリリースによって「支払いのみの使用するユーザーと比較をして、デジタルウォレットユーザーの1契約あたりの売上は2倍」と説明しています。
今後のアプリの進化次第では、さらなる業績の拡大が期待できるということになります
株価が軟調である理由と、今が買い時である理由
新型コロナウイルスの台頭で、経済が混乱したことは周知の事実です。
ペイパルは、サプライチェーン製薬の影響に加え、政府におる給金支払い終了・経済再開による実店舗での買い物客増加に伴うキャッシュレス比率の一時的低下を懸念され、株価が大幅に調整をしています。
しかし、これは短期的な話であり、長い目線で見れば成長する可能性は非常に高いと考えられます。
割高割安を示すPERという指標では約40倍であり、毎期約20%成長を続けるペイパルにとっては、そこまで割高であると考えづらいです。
中長期目線と、ペイパルの成長率から見るバリュエーション面から考えると、今の株価は非常に魅力的と言えます。
そろそろ投資をして、成長を期待してはどうでしょうか。