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コロナショックで旅行関連株は下落
2020年3月のコロナショックで、旅行関連株は下落し、そのまま不調な展開が続きました。
航空株やクルーズ株などは下落後なかなか株価が上昇してきていません。
株価が大きく下落した原因は旅行関連の需要が大きく落ち込み、上昇の見込みがなかったことでした。
しかし、需要の低下に変化が出てきているのが2021年後半の現状です。
クルーズなど、旅行関連の予約がここに来て加速
クルーズなど旅行関連の予約状況が改善の兆しを見せています。
2022年の予約数は好調だった2019年を上回ってきているんです。
コロナ禍でダメージを受けた業界に兆しが見えてきた証拠。
全ての船が再開してはいませんが、クルーズ関連の$CCLに関しては2022年の春をめどに全線運行再開予定となっています。
デルタ株の影響で若干出遅れがあるものの、2022年にはおおよその運行が行われるでしょう。
$CCL以外の予約も堅調です。
2020年2月までの株価に戻ると考えると
目安となるのは2020年コロナショック前の株価です。
各クルーズ会社の2020年コロナショックが起こる直前の株価は下記の通りとなっています。
$CCL:43~50(2021年10月末22.16)
$RCL:100~120(2021年10月末84.43)
$NCLH:50~60(2021年10月末25.72)
これらの予約が2021年後半あたりからかなり堅調になってきており、ようやくコロナ後の旅行が見込めるようになってきました。
旅行が堅調になるようなら、株価も戻ってくるのではないかと推測します。
コロナ以前の水準まで戻ると仮定するなら、相当な値上がりを取ることができます。
コロナショックで同様にダメージを受けた航空株のコロナショック前の株価は下記です。
$DAL:50~60(2021年10月末39.13)
航空系銘柄はたくさんあるので、デルタ航空1社を例に挙げましたが、まだコロナショック以前の水準を回復していません。
クルーズ関連よりは回復しているものの、旅行需要が上がっていることを考えれば、もう少しのアップサイドは期待できます。
2021年末〜2022年はコロナ終息後の展開を考える場面か?
世界がコロナ禍から復活の兆しを見せており、ワクチン接種も進んでいます。
新型コロナウィルスの影響はだんだん少なくなってきており、クルーズ船の予約も堅調です。
航空株や旅行関連銘柄の需要は相当落ち込んだので、これ以上落ち込む可能性は少ないと言えます。
回復が見込める局面が近づいているわけですね。
クルーズ船や航空株、その他旅行・観光関連銘柄の需要の拡大が2022年にはさらに起こると予想して、旅行関連銘柄(主にクルーズ系)と航空株への投資を始めているところです。(執筆:たけ)