フェイスブックが社名を「Meta(メタ)」に変更し、メタバースの注目度はさらに増しています。
以前にこちらの記事にてメタバースについて解説いたしました。
関連記事:今注目の「メタバース」とは?関連市場、注目銘柄とともに解説
メタバースは新たなコミュニケーション手段として活用され、その市場は益々拡大していくことでしょう。
そこで本記事では、メタバース市場の拡大に伴い成長が期待できる銘柄3選をご紹介いたします。
目次
メタバース関連銘柄3選
エヌビディア (NVDA)
エヌビディア(NVIDIA)は半導体の設計・製造を行っている、半導体関連では時価総額トップの企業です。
メタバースの利用が拡大していけば、その分多くのデータを処理する必要があり、データセンター向けGPUの売上げ成長が期待できます。
その他にもNVIDIAはメタバースに対して積極的な取り組みをしており、仮想空間を作り出すソフトウェアプラットフォーム「Omniverse」を提供しています。
Omniverseを利用することで、同社のGPUを利用して高性能で高品質なメタバース環境を構築することができます。
例えば、Omniverseを活用して仮想空間に工場を再現したり、人工知能を搭載したアバターを作成することができます。
Omniverseは様々なソフトウェアをつなぐ役割を果たしているため、メタバース市場でどのようなソフトウェアが成長したとしても、その恩恵を受けることができます。
ユニティ・ ソフトウェア(U)
ユニティ・ソフトウェア(Unity)はゲームエンジンUnityを提供している会社です。
ゲームエンジンは、その名の通りゲーム制作に使用されるソフトウェアですが、ゲーム以外に映像制作にも使用されています。
競合はUE(Unreal Engine)で、ゲームエンジンといえばほぼUnityかUEのどちらかが使用されます。
UnityではAR/VRコンテンツの製作も可能で、60%を超えるシェアを維持しています。
また、製造業の顧客においてはデジタルツインの構築にも使用されています。
例えば、自動車の自動運転技術の開発や、外観を確認するための営業支援ツールの開発に生かされています。
このように、メタバースの構築に必要となる技術分野において、Unityには圧倒的な強さがあります。
ロブロックス(RBLX)
ロブロックスはゲームのタイトルですが、ただのゲームではなく、オンライン上でユーザが様々なことを体験できるプラットフォームです。
例えば、ロブロックス内でアバターを操作して、友人とチャットしたり、自分が作ったアイテムやゲームを販売することで収益を得ることができます。
つまり、ロブロックスはメタバースそのものなのです。
1日あたりのアクティブユーザ数は4,730万人(前年比31%増)で、巣ごもり消費が落ち着き始めている状況の中でも成長を続けています。
まとめ
本記事では、メタバース関連銘柄として以下の3銘柄を紹介しました。
- エヌビディア(NVDA)
- ユニティ・ソフトウェア(U)
- ロブロックス(RBLX)
いずれの銘柄も2021年11月現在では大きく値上がりしており、投資家からの注目度がうかがえます。皆様もこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。