経済・相場

2022年前半のアメリカ株式市場の見通し 厳しい展開が予想される

2021年は株価上昇が大きかった中で、後半はテーパリング開始などやや難しい相場になったところで終了していく模様です。

2022年はテーパリングが終了し、いよいよ利上げが行われます。

そのような状況の中で、2022年はどのように株式投資をしていけばいいのでしょうか?

今回は2022年前半の相場見通しをお伝えします。

目次

2022年は非常に厳しい展開が予想されている

2022年は利上げになるので、かなり厳しい展開が予想されています。

多くの投資家がその見方でいるので、なかなか買いが入っていかない状況が起こり得るんです。

2020年4月以降株式市場は好調できましたが、2022年はこれまでの伸びの反動がくる年と見ています。

利上げは当然行われるものですが、重要なのはその回数です。

利上げの回数2回になるのか3回になるのか

利上げすること自体はすでに織り込み済みですが、問題は何回利上げするのかです。

利上げ回数を2回と予想している投資家は、利上げ回数が3回になれば売りに入るでしょう。

また、利上げ回数が明確になるまでは買い控えるという投資ストラテジーもあり得ます。

利上げが2回になるのか3回になるのかは現時点ではわかりません。

2022年に入って新たなコロナ変異株が発生する可能性もあります。

ただ、1つ言えるのは利上げが3回となれば、株式市場にポジティブなニュースではないということです。

2022年は厳しい戦いだが、投資を継続する理由

投資してないリスクはものすごく大きいです。

将来の上昇を取り逃がすことになりますし、利上げ時の値動きを経験できないデメリットもあります。

2022年で利上げを経験できれば、次の利上げ時に経験を活かせます

2022年に株価が上がり始めた時に、買い向かっていくのは勇気がいることです。

また下がるかもしれないという疑念が常に晴れないからです。

逆に買った瞬間に下がるという展開も大いにあり得ます。

株価が下がるかもしれないと思っている時に買う勇気が試される相場でしょう。

どんどん株価が上がっていく可能性もあるんです。

2022年は厳しい見方ではありますが、何が起こるかはわかりません。

長期的に上昇のシナリオは崩れていない

2022年は苦しい展開になるかもしれませんが、長期的には上昇を見込んでいます。

「2022年は避けて、2023年に投資する」という戦略もあるかもしれませんが、そう単純ではありません。

いつ株価が上がるかいつ株価が下がるかは誰にも予想できないんです。

米国株は長期的に上昇するというシナリオは崩れていませんから、2022年も下落に気を配りながら、投資を続けていくのがいいでしょう。

たけ

投稿者の記事一覧

1989年生まれ。20代後半に米国株投資を始め、コロナショックなどを経験。VTIを中心にしつつも、個別株を中長期で保有。短期トレードはしない。現在個人事業主として活動中。

関連記事

  1. コロナショック後、経済環境はどう変化したか? FRBと市場の対話…
  2. S&P500は割高なのか? 過去PERを比較して検証
  3. 年末の米国株は乱高下!難しい局面で個別株を物色すべきなのか?
  4. GAFAMの決算から見た今後の見通し|この数年は利上げの影響を受…
  5. インフレに備えよ おすすめ投資先は、バンガード高配当ETFのVY…
  6. 「魔女の日」はプロトレーダーも厳重警戒 クアドラプル・ウィッチン…
  7. 米国市場の次の10年を牽引するテーマ3選(EV、メタバース、宇宙…
  8. 米国株投資家が今直面しているやっかいな問題

「ETF」カテゴリー記事新着

「個別銘柄」カテゴリー記事新着

「高配当株」カテゴリー記事新着

「初心者」カテゴリー記事新着

「経済・相場」カテゴリー記事新着

PAGE TOP