米国株初心者の方はどれに投資したらいいかわからないことが多いでしょう。
また、個別に投資しても買うタイミングなど難しくて何もできないまま進まない方も多いのではないでしょうか。
今回は、米国株初心者におすすめするETF3選について解説します。
目次
SPYD
米国株初心者におすすめしたい高配当ETFは「SPYD」です。
「SPYD」とはアメリカを代表とする指数であるS&P500から配当利回りが高い80銘柄から構成されています。
「SPYD」のメリットはまず経費率が安いところです。
投資をする上で無駄な経費がかかると資産が増加しにくいです。
「SPYD」の経費率は他の米国ETFの中でも安いので優れています。
さらに配当利回りが高いところが魅力です。
「SPYD」S&P500の高配当上位80銘柄に均等に投資しています。
「SPYD」の構成は不動産セクターと金融セクターにほとんどです。
配当利回りの高い銘柄に均等に投資していることで高いキャピタルゲインを得ることができるでしょう。
メリットがある「SPYD」ですがデメリットもあります。
まずは、景気に左右され易いところです。
構成銘柄は金融や不動産などの比率が高いので景気が悪くなるとダメージ受けやすい傾向があります。
金融業界や不動産は不景気になると業績が悪化するため減配や無配になる可能性が高いので配当の魅力もなくなります。
ただ、安い時に買い集めて景気が回復した時に高いキャピタルゲインを獲得することができるでしょう。
HDV
「HDV」の特徴は財務の健全性が高く、持続的に平均以上の配当が支払うことができる質の高い米国企業が74銘柄で構成されています。
「HDV」のメリットは高い配当利回りが期待できることと、経費率が低いことです。
「HDV」のセクターは生活必需品、エネルギー、ヘルスケア、通信で構成されています。
どのセクターも景気に左右されにくいセクターですので株価の安定性は高いと言えるでしょう。
安定性の高い「HDV」ですが、デメリットもあります。
セクターの74名柄の7割が4つの分野が占めていますのでセクターが偏っていますので分散性が低くなります。
「HDV」だけで資産運用を組むことは最適とは言えないですので、他のETFと組み合わせることがおすすめです。
VYM
「VYM」とは全米国から大型株を中心に配当利回りが市場平均を上回る名柄で構成されています。
構成名柄は金融、生活必需品、ヘルスケアが上位を占め、さらに連続増配企業や高配当が特徴です。
「VYM」のメリットは分散投資が可能、経費率が低い、配当利回りが高いとこです。
「VYM」は400名柄程度で構成されていますので、多くの企業に分散投資ができていることになりますのでリスクが軽減できると言えます。
米国株初心者でどうしたらいいかわからない方には「VYM」は経費率も低く最適でしょう。
「VYM」のデメリットはセクター別構成比率で割合が高いのが金融セクターであることです。
金融セクターは景気に左右されるので景気が悪いとこには影響を受けることになります。
また、「VYM」は配当利回り重視で名柄を選定していますので配当利回りが低い企業には投資していません。
配当利回りが少ない成長株にはほとんどと投資していませんので、株価が急激に上がることがないことがデメリットと言えます。
まとめ
今回は米国株初心者におすすめしたいETFの「SPYD」「HDV」「VYM」について解説してきました。
3つとも経費率がとても低く利回りが高いのがとても魅力的です。
どれか1つに投資するのではなく組み合わせることによって資産運用拡大に繋がるでしょう。