長期積立投資にオススメな米国S&P500指数連動ETFを、東証で買う場合の目的別に紹介します。
目次
東証で買うメリット
S&P500連動ETFを東証で買うイメージがない方も多いかもしれませんが、実は複数のETFが売買されています。
米国市場でドル建てで買うのではなく、東証で買う際のメリットを紹介します。
ドルに両替する必要がない
東証では日本円で買えるので、いちいち為替レートをチェックしながらアメリカドルに両替する必要がありません。
もちろん、円高の場合にはドルで買った方がお得なこともあります。
売買手数料が安い
これは証券会社にもよりますが、ネット証券大手のSBI証券、楽天証券では手数料無料のETFがあります。
手数料で選ぶなら
とにかくお得に長期保有したい方にオススメなのが野村アセットマネジメントの証券コード(2633)と(2634)です。
現在の手数料が税込み0.077%と最安で、一番高いものと比べて約半分の信託報酬になっています。
※このETFは信託報酬の引き上げが今年の12月に予定されています。
10年以上の長期保有を前提にしている方には特にオススメと言えます。
購入金額で選ぶなら
毎月積み立てる方なら最低購入金額で選ぶのも賢い選択です。
ETFは一見安く見えても最低購入単位が1口ではない場合もあるので、しっかりチェックしておくことが大切です。
現在価格が低いのはブラックロック・ジャパンの(1655)と(2563)ですが、この2つは来月に購入単位が10口単位に切り替えられることが発表されています。
そうなると最低でも3万円前後が最低購入金額になるので、来月以降は三菱UFJ国際投信の2630と2558が現在1万円台前半で購入できるので最も気軽に投資できるETFに変わります。
流動性で選ぶなら
直近の出来高が多い=取引の流動性で選ぶならブラックロック・ジャパンの証券コード(1655)と(2563)です。
1月21日では両方とも50万口前後とS&P500連動ETFとしては最も多い出来高なので、売買したいと思ったタイミングでの取引が一番スムーズに出来ます。
この2つのETFの違いは為替ヘッジを行っているかどうかなので、リスクに備えたい方は2563の方がオススメです。
為替ヘッジで選ぶなら
最近では円安方向に進むことが多いので、そこまで気にしなくても良いかもしれませんが為替ヘッジを行っているETFもあります。
これまでの条件で紹介したもので為替ヘッジがあるものは、手数料なら野村アセットマネジメントの(2634)。
購入金額なら現在はブラックロック・ジャパンの(2563)で来月以降は三菱UFJ国際投信の(2630)が最安です。
まとめ
東証でも現在10種類のS&P500連動ETFが売買されていて、信託報酬、価格、出来高、為替ヘッジなど様々な観点から選ぶことが出来ます。
円高の際はドルで、円安の際は円で積み立てるなど投資の戦略の1つとして東証の米国株ETFをチェックしてみてはいかがでしょうか。