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配当とは
配当とは、企業が株主に利益を分配することをいい、株主が保有する株数に比例して分配されます。
ちなみに、配当金として現金を支給する形もあれば、QUOカードやその企業で使える商品券など種類は様々です。
昨今FIREが注目されていますが、その手法として配当金を多く出している企業に投資を集中していくのがメインとされています。
日本と米国の配当の違い
日本では主に決算時の年1回か年2回に分配されますが、米国では四半期の決算毎に配当を出しています。
米国の配当の方法はほとんど現金です。
その為、1つの株を一定数保有しているだけで1年に4回の副収入を得られます。
また、米国は株主への還元として配当金を重視する傾向になります。
日本でもその考えを持っている企業は多いですが、米国は株主への還元を最重視しているところが多いです(経営者自身が大株主であることも理由の一つとして挙げられるかもしれないが)。
日本でも増配を十数年続けている企業は多数ありますが、最長でも30年程です。
しかし、米国は50年以上増配をしている企業が約30社あります。
日本でのいわゆる「失われた30年」を振り返っても、利益は落ちつつも頑張って増配を続けてきた企業は日本でもありますが、米国は順調に経済全体が成長してきた為、株価の上昇によるキャピタルゲインと配当の上昇によるインカムゲイン双方に期待が持てます。
そのことから近年、FIREをしたい人もたくさん出てくる中で米国の高配当株に注目が集まってきております。
米国株 高配当株 例
コカコーラ(KO)
まずは、コカコーラ(KO)です。
2021年10月現在での株価は53.02ドルで1株あたりの配当は1.67ドルです。
なので、3%近い配当利回りとなっています。その上、59年連続増配を記録しております。
近年、日本のみならず各国で健康志向になってきている中で、様々な商品、サービスを発表しております。
伝説の投資家ウォーレンバフェットのポートフォリオの中でも5%以上を占める割合で数十年保有し続けており安定株となっております。
アルトリアグループ(MO)
その次に、アルトリアグループ(MO)です。
2021年10月現在の株価は45.86ドルで1株あたりの配当は3.54ドルです。その為、7.7%の配当利回りとなります。
近年は減収減益となっておりましたが、徐々に業績も改善されつつあります。
しかし、実はこの会社、フィリップモリスを有するグループ会社で、タバコと無煙タバコの販売は業界でトップとなっております。
日本でも日本タバコ(JT)は非常に高い配当利回り銘柄として有名ですが、米国のアルトリアグループも目が離せません。
高配当ETF
最後に、ETFでSPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)を挙げます。
配当利回りが高い業種は割と公共株や通信株、金融株などが多く、景気に左右されやすい銘柄が多く含まれている事は注意点となります。
しかし、株価も安定的に上昇し続けている上に分配利回りも約5%となっていることから、近年SNSを中心にかなり注目を集めているETFです。
FIREを目指す上でのポートフォリオにSPYDを組み込む方もかなり多くなっています。