日本では、「汗水流して働いて給料をもらい、銀行に可能な限り貯金しておく」という概念が資産に該当する方が多いのではないでしょうか。
私自身も投資を行うまでは、資産運用なんて危険、銀行に預けておく方が安全だということを疑わない人間でした。
日本人の多くはかつての私のような考えの方が多いのではないでしょうか。
今回は日本人とアメリカ人の資産における概念の違いを考えてみたいと思います。
そして今資産運用をしていない方のリスクもお話したいと思います。
目次
アメリカと日本における保有資産の割合
生命保険会社や金融証券会社のデータからおおよそアメリカ人の保有資産の60%程度が株や為替、ゴールドなどのいわゆる投資資産となっています。
一方日本人の投資資産の割合は約10%程度となっています。
もちろん投資商品自体を持っていない人もかなりの割合いるはずです。
この条件で10年後保有資産がどのくらい増えているか、おおよその数字はアメリカ人が約2.7倍、日本人が約1.3倍とのデータが出ています。当然これは投資をしている人の話です。
していない方はほぼゼロ、実質的にはマイナスになっている可能性があります。下記にその理由を記載します。
超低金利時代
アメリカと日本の違いはありますが、投資を長期視点で行っていれば資産はある程度増加します。
銀行にお金を眠らせているだけでは一切お金は増えません。
なぜなら今は、超低金利の時代だからです。
銀行に数百万の預貯金があったとしても年間で数十円から数百円、定期預金をしていたとしても数千円程度増えるだけです。
ここからコンビニで出金を行えば数百円手数料がかかります。この時点でマイナスです。
もちろん生活に困らない程度の最低限の預貯金は銀行に預けておかないといけません。
それまで切り崩して投資を行うことは絶対にNGですが、余剰貯金は投資に、しかも長期の投資に回すことが賢明です。
資産は守りながら増やすもの
(1)(2)に記載したように、銀行には生活資金だけを残し、残りは長期視点の運用に取り組んで頂きたいです。
ポイントは長期の運用です。
ちまたでは、たった1日で数百万稼げる方法などを広告が目につきます。
それは逆を言えば1日で数百万失う方法でもあるということです。
アメリカ人は長期視点で投資運用を行っているから資産が増えているのです。
是非この記事を見て頂いて、「預金は全部銀行口座・・・」という方は今から、10年後のための資産運用を検討してみてはいかがでしょうか?
銀行預金でお金が何とかなる時代は終わっています。