永久に保有したい銘柄というのは、一過性のブームではなく、今後も持続的にリターンが見込める銘柄であることが条件です。
そこで今回は、過去の成績を見ても十分なリターンを出していて、かつこれからも持続的なリターンが期待できる「成熟した高配当銘柄」を厳選しました。
目次
1. コカコーラ(KO)
まず1つ目は「コカコーラ」です。
コカコーラは、誰もが知っている飲料メーカーで、2021年時点で59年目の増配を記録しています。
株価のチャートを見ると、緩やかな右肩上がりとなっていて、長期で保有すれば少しずつ株価を上げながら配当金も増配してもらえる見込みのある銘柄です。
配当利回りは2021年で3%前後となっていて、しっかり高配当銘柄としての実力も兼ね備えています。
世の中が不況になっても、世界中でブランド力のあるコカコーラの飲料が売れなくなることは考えにくいため、安定した銘柄だと言えます。
世界の人口が増えれば、それに伴って株価が上昇することが見込めるところも、コカコーラの魅力です。
2. P&G プロクター&ギャンブル (PG)
画像元:https://www.pginvestor.com/corporate-profile/default.aspx
2つ目は「P&G プロクター&ギャンブル」です。
日本でも有名な生活必需品メーカーで、ファブリーズやレノア、アリエールなどはよく知られている商品です。
2021年で、なんと「65年の連続増配」を記録した配当王でもあります。
世界全体の売り上げは約9兆円に上り、約70カ国の事業拠点と、180ヵ国の販売網を持つ巨大な企業なんですね。
2021年時点での配当利回りは2.5%前後と、高配当と言える水準です。
生活必需品もコカコーラと同じように、不況でも好景気でも需要が変わらない安定した製品なので、下落局面で支えてくれます。
そして、人口増加に伴って確実に利益が増えていくところも魅力のひとつですね。
3. ジョンソン&ジョンソン (JNJ)
3つ目は「ジョンソン&ジョンソン」です。
2021年で「59年の連続増配」を記録しているヘルスケア分野に強い企業です。
2021年時点での配当利回りは2.5%前後と、同じく高配当水準となっています。
誰もが必要とする製品を幅広く展開しているので、事業は非常に安定的です。
それでいて、配当王として増配を繰り返しながら、毎年成長を続けている超優良銘柄ですね。
持続的に緩やかな成長を続ける銘柄を保有しよう!
近年では、米国株式市場は好調な伸びを続けていますが、いつ暴落が来るかわかりません。
そんな中、今回ご紹介した銘柄は、過去の大暴落の中でも増配し、暴落を乗り越えて株価を上げてきた強い企業ばかりです。
暴落局面、下落局面でも狼狽売りせずに保有し続けられる「まさに永久に保有したい銘柄」と言えるでしょう。