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初心者オススメ米株証券アプリ<PayPay証券>のメリットとデメリットを3つずつ解説

右も左もわからない初心者が投資と向き合う際には、いくつかの問題点や疑問点は少なからずあるものです。

例えば、どの証券会社を使ったらいいかわからない、使い勝手のいいアプリはどれだろう? 

何より、投資を始めるのはいいけれど損失が怖いといった問題は必ず出てきます。

特に投資というと、もともとにある損失というイメージはやはりつきものだと思います。

そこで今回は初心者にオススメしたい証券アプリとして、PayPay証券を紹介したいと思います。

目次

PayPay証券とは?

画像元:PayPay証券

PayPay証券は、現在3500万人のユーザーをかかえるキャッシュレス決済サービスのPayPayが展開している証券口座サービスです。

PayPayはソフトバンクグループ傘下であり、国内ではソフトバンクグループの持ち株会社であるZホールディングス傘下のグループ企業です。

システムとしても非常に安定しており、初心者でも安心して使うことのできる証券アプリです。

PayPay証券のメリット

初心者という立場で考えた場合、PayPay証券がどれほど適しているかを考えてみます。

メリット1<主要S&P500銘柄と米国ETFが豊富>

PayPay証券は投資初心者向けの株式投資サービスとして設計されているため、一般的な証券アプリにある各種分析ツールを省かれいますが、その分、最低限の機能に絞られており初心者が扱いやすい構造になっています。

また、S&P500の中でも財務が安定している企業から、成長産業の個別株まで優良企業に絞って銘柄を選んでいます。

ETFも豊富でS&P500はもとより、NASDAQや高配当中心まで初心者オススメの安定したETFを購入することができます。

メリット2<1000円から株式を購入できる>

通常、米国株式は1株単位で買うことになりますが、例えば、今現在TESLAの株価は1株1,000ドル(約14万円)とかなりの高額です。

PayPay証券では株数単位ではなく、1000円単位で買えるようになっています。(TESLAの場合、1000/120000=0.0083株を持つことになります)

株数ではなく1000円単位で買うことができるため、どんなに高い株でも安く購入できるというメリットがあります。

メリット3<まずは少額で投資に慣れてみる>

いきなり100万円単位の株式を購入すると、初心者は突然の下落による含み損が怖くなります。

しかしながら、PayPay証券では上記のように1000円単位で購入することができるため、例えば1000円買って5%下落しても、株価は950円なので精神的な不安がほぼありません。

最初は1万円くらいの少額から始め、慣れてきたら更に額を増やすなどすればいいでしょう。

また、1000円単位なので、日常生活の中で500円のスイーツを2回我慢すれば株を買うことができるなど、少額であるからこその節約意識が働きやすくなります。

PayPay証券のデメリット

一方でどのようなデメリットがあるかも考えてみます。

デメリット1<手数料が割高>

PayPay証券は通常の証券口座と違い、株数ではなく1000円での取引が可能ですが、1000円に対して一律5円の取引手数料がかかります。

たった5円と思うかもしれませんが、100万円だと5000円かかることになります。

楽天証券やSBI証券のような大手証券口座の場合、一定の額以内であれば一日の手数料が無料になるため、取り扱い額が大きくなるとPayPay証券は手数料が大きくなります。

そのため、基本的には長期や積立投資向きに設計されており、デイやスイングといった短期取引には向いていません。

デメリット2<保有株式数が把握しづらい>

通常の株式の場合、1株単位での取引のため自分がどれほどの株式を持っているか簡単に把握することができます。

例えば1株10ドルの株式を10株持っていれば、1000ドルの資産を持つことになりますが、PayPay証券の場合は1000円単位であるため、基本的に少数点の株式としてカウントされ、2.43株のように自分がどれほどの株式を保有しているか直感的に分かりづらいというデメリットがあります。

一般的な証券口座は株数単位のため、PayPay証券に慣れてしまうと、株数での表記に違和感があるかもしれません。

デメリット3<指値注文ができない>

指値注文とは自分が望む株価で取引をすることですが、PayPay証券は1000円単位と額が固定されているため、一般的なチャートや板を見ながらの売買をすることができません。

全体的な流れを知るには、他のアプリ等で分析する必要があります。

そのためファンダメンタルズやテクニカルを駆使する個別株投資は特に扱いにくく、長期的なインデックス向きの設定となっています。

こういった点からみても初心者かつ長期投資を基本にしていることがわかります。

それでも資産を増やすことはできる

本格的な投資の前に初心者向けで、投資の世界に触れてみたい。そんな初心者にオススメの証券アプリがPayPay証券です。

1000円単位で購入できるため、最初は例えばお小遣い一ヶ月分から投資を始め、慣れてきたら本格的な証券口座で大きな額を扱うようにするといいでしょう。

初心者向きの設定とはいえ、それでも基本的な機能は備わっているため、しっかり資産を増やすことなできます。

証券アプリの差で資産に差は出ませんので、PayPay証券から米国株投資を始め、並行して投資の知識を蓄えたら本格的な証券口座を開くが良いでしょう。

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投資歴6年目の兼業投資家。【経験】に基づいた正しい【知識】をベースに投資関連の記事を中心に、多方面でのライティングをしています。読みやすく理解しやすい文章を心がけています。指値を【ゆびち】と読んだことがすべての始まり。

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