米国株は皆がおすすめする投資対象の一つです。
なぜおすすめなのかというと売買のしやすさと法制度などの安定が挙げられます。
投資初心者でもネットを繋げる環境であれば投資することができ、米国は人口の増加国でもあるのでGDPや企業の成長が加速していくことでしょう。
米国は2000年に入ってから過去3度の大規模なショックを経験していて、金融危機も合わせると頻繁に暴落は発生しています。
ですが、立ち直り右肩上がりで成長をしている国です。
今回の記事で説明するのは、米国株をなぜおすすめするのかや米国株の歴史についてを解説していきます。
目次
米国株が投資初心者におすすめな5つの理由
米国株をおすすめする理由は、
- 投資関係の法整備がされている。
2. 人口増加が2100年程度までは続く。
3. 株主が企業を監視して利益を上げさせる環境が整っている。
4. 大手ネット証券での取扱がある。
5. 右肩上がりで成長している。
この5つです。
この5つの理由では、先進国ならではのことで全てを満たしているのは、米国ただ1国のみということで信用があります。
この章ではなぜこのような理由でおすすめできるのかという点を詳しく解説します。
1. 投資関係の法整備がしっかりされている
米国といえば投資家を守る法制度がしっかりしていることで有名です。
株式の上場もハードルがかなり高く、有名な指数のNASDAQ総合、S&P500、NYダウ平均は条件をクリアした株式で構成がされています。
特にS&P500はハードルが高く、時価総額や決算データなど全てクリアしていないと組み入れはされません。
米国国内の企業を外資の侵略から守る制度や内部のインサイダー取引、相場操縦を厳重に禁止する制度まで整っています。
新興国で中国を例に挙げると政府が規制して相場が荒れるなんてことは頻繁に起こるのでそのカントリーリスクを覚悟して投資しなければなりません。
先日も中国ではゲームの時間などが制限されたり、塾の月謝を無料にしたりで株価は大暴落していたなんてこともありました。
米国はそういったカントリーリスクが低く、経済は企業が自由に回しています。
2. 人口が2100年までは増加傾向にあるとされている
米国は先進国の中で唯一の人口増加国です。
ヨーロッパ諸国や日本はもうすでに少子高齢化に拍車がかかっている状態で、特に日本の人口減少スピードは世界1位で毎年50万人程度減少しています。
アメリカは移民政策も取っているので人口は右肩上がりで成長を続けていてGDPも世界で2位です。
1位は中国ですが1人子政策の影響でもうすでに人口ピラミットは高齢化が進んできていて2027年辺りで人口減少が始めるのではないかとされています。
米国は、2100年程度まで人口が伸び続ける試算が出ているので、いずれまたGDPで中国を抜くとされています。
人口増加スピードは経済の成長スピードにも直結してくる部分です。
今後も成長鈍化する期間はあっても長期的に見れば右肩上がりを続けることになりそうです。
3. 株主が企業を監視して利益を上げさせる環境が整っている
米国では基本的には赤字経営は無能の証になります。
赤字が続くと株主が経営者の解任決議やひどい場合は賠償訴訟を起こすこともあるくらいです。
これで何がいいたいかというと株主に監視されているということです。
財務諸表などから赤字の原因などを読み解かれてしまうので下手な経営はできません。
米国は株主の役割が機能している国の一つといえます。
4. 大手ネット証券では必ず取引があるので売買がやりやすい
米国株をおすすめするのは売買がしやすいということも理由の一つです。
ネット証券大手の楽天証券、SBI証券、マネックス証券では取引が行えます。
中でもSBI証券とマネックス証券はおすすめです。
SBI証券は、住信SBIネット銀行を通すことで両替を1ドル5銭で行うことができます。
マネックス証券は、為替手数料は現時点(2021年10月時点)では無料です。
手数料については、見直しが入る可能性があるので現時点ではとしました。
マネックス証券は、この3社の中で取扱銘柄数がトップです。
なので、新規で始める人にはマネックス証券をおすすめします。
5. 右肩上がりで成長している
米国は現在右肩上がりに指数が上昇しています。
だからといって、いつでも全世界に比べてずっとパフォーマンスが良かったのかといわれるとそうではありません。
2000年に入って3回のショックを経験し、国の財務上限問題などの小さな金融危機については頻繁に起こしてその度に株価が急落しています。
特にITバブル崩壊からリーマンショックから立ち直るまでは新興国よりもパフォーマンスが悪く、自国の債券にさえパフォーマンスで劣ったなんてこともありました。
そんなことが何回もあっても長期的に見れば右肩上がりで成長を続けています。
その成長を牽引しているのがGAFAMとハイテク銘柄です。
時価総額の2割以上をGAFAMだけで占めています。
S&P495では日本のTOPIXと比較すると少しパフォーマンスがいい程度でほとんど変わりません。
なので、米国の成長はほとんどGAFAMに依存しているといってもいいかもしれません。
米国からほとんどのイノベーション企業が誕生しており、第2のGAFAMが出てくる可能性もあります。
今その位置にいるのがTESLAとNVIDIAです。
この2社は近年急成長を遂げた企業で米国にはこのような成長している企業は沢山あります。
その恩恵をNASDAQやNYダウ平均やS&P500に投資することで受けることができます。
米国株を初心者におすすめしたいのは売買のしやすさと法制度などの信頼性があるから
米国に投資することを、おすすめする理由は大きく分けると法整備と売買のしやすさです。
近年では、ネットの発達により、外国の株式も売買もしやすくなりました。
法整備は、特に重要な項目で中国を例に挙げると規制強化で株価が大きく変動してしまうというカントリーリスクがあります。
米国も外国である以上カントリーリスクはないとはいえません。
今も財務上限問題のようなものが発生しています。
円をドルに変えるので為替リスクも発生してきます。
それを考慮したとしても、米国への投資は資産を形成していく上ではメリットが大きい投資先なので比率を多くするのがおすすめです。