2021年も残りわずかとなりました。
コロナ禍で家にいる時間も増え、これを機に投資(つみたてNISA)を始めた人も多いのではないでしょうか。
ただ、せっかくつみたてNISAをはじめても、たくさんある投資信託の中から何を基準に選べばいいのか分からない人も多いかと思います。
この記事ではつみたてNISAを始めたばかりの人が投資信託を選ぶ上で気を付けるべきチェックポイントと、おすすめ投資信託を紹介していきますのでぜひともご覧ください。
目次
つみたてNISAの基本情報
つみたてNISAの基本データ(2021年12月13日現在)
対象年齢 | 日本在住の20歳以上 |
非課税期間 | 最長20年間 |
非課税枠(年間) | 40万円 |
非課税枠(総額) | 800万円 |
投資対象 | 基準に合格した投資信託、もしくはETF |
対象期間 | ~2037年12月末 |
投資信託を選ぶ上でのチェックポイント
つみたてNISAで運用できる投資信託は金融庁が指定しており、その数173本(2021年12月時点)となっています。
金融庁の厳しい審査を合格した投資信託なので、どの投資信託を買ってもそれほど失敗はしないと思いますが、やはり心配はつきもの。
そこで、初心者でも迷わない投資信託の選び方を簡単に紹介します。
初心者でも迷わない、いい投資信託のチェックポイントは?
- 長期的に高いリターンを望めるもの(米国市場など)
- S&P500指数などに連動するインデックス・ファンドを選ぶこと
- できるだけ低い手数料の投資信託であること
- 運用資産額の大きいファンドであること
これらチェックポイントに基づき、個人的におすすめできる投資信託を紹介していきます。
なお、ここで紹介する投資信託は主に米国市場を投資対象としています。
つみたてNISAで米国市場に投資できる投資信託おすすめ3選
1. 楽天・全米株式インデックス・ファンド(12月13日時点)
楽天・全米株式インデックス・ファンドは通称「楽天VTI」と呼ばれ、バンガード社の人気ETFであるVTIを主な投資対象とするインデックス・ファンドです。
経費率も低く、100円から投資できるので、つみたてNISAのランキングでも上位に入っている人気の投資信託です。
基準価額 | 19,529円 |
購入手数料 | なし |
信託報酬 (経費率) | 0.162% |
取引単位 | 100円以上1円単位 |
分配金 | 自動再投資 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問 |
2. SBI・V・S&P500インデックス・ファンド(12月13日時点)
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは米国市場の主要指数であるS&P500に連動するバンガード社のVOOを投資対象としたインデックス・ファンドです。
経費率は0.1%を切っており、分配金も自動的に再投資されるため、「ほったらかし投資」に向いている投資信託と言えます。
基準価額 | 17,088円 |
購入手数料 | なし |
信託報酬 | 0.0938% |
取引単位 | 100円以上1円単位 |
分配金 | 自動再投資 |
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
3. eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)(12月13日時点)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も名前の通りS&P500指数に連動する投資成果を目指すインデックス・ファンドです。
eMAXIS slimシリーズは経費率の低さで一時期、個人投資家界隈でも人気の出た投資信託ですね。
S&P500以外にも全世界株式や債券市場などを投資対象とした投資信託を扱っているので、eMAXIS slimシリーズでポートフォリオを揃える方法もありますね。
基準価額 | 18,632円 |
購入手数料 | なし |
信託報酬 | 0.0968 |
取引単位 | 100円以上1円単位 |
分配金 | 自動再投資 |
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 |
まとめ:正直、どの投資信託を買っても大きく失敗しない
2018年にはじまったつみたてNISAをきっかけに、ここ3年ほどでコストの低い優良な投資信託が数多く出てきました。
これにより、私たちが月1,000円程度で気軽に投資できるようになりました。
年金も当てにせず、老後資金は自分で用意するもの、という国からの強いメッセージが感じられます。
この機会にあなたもつみたてNISAを始めてみてはいかがでしょうか。