株式市場には「テンバガー」という言葉があります。
これは、株価が10倍になった銘柄のことを指します。
このような株は米国株にいくつもあります。
「アマゾン」「アップル」「スターバックス」「テスラ」などがこの代表です。
10倍にならなくとも、今後数倍になる銘柄は米国株から生まれる可能性は高いです。
その中でも必ず意識をするべき項目は
- 黒字or数年以内に黒字転換予定
- 売上が伸び続けている
- 興味を惹かれるビジネスモデル
- 時価総額が300億〜500億$以下前後
の4点です。
これら条件を満たす銘柄を2銘柄紹介します。
目次
カーバナ(CVNA)
中古車販売を手がける米国企業です。
日本の中古車販売と異なる点は、全てがネット上で完結するEC中古車販売手がけています。
2020年の顧客満足度調査では、5.0点満点中4.7点を記録しています。
カーバナが挙げる品質項目をクリアした認定中古車のみを販売しており、2020年末の在庫数は3万1,000台超に至ります。
同社勅許技術により、360度全方位から撮影した画像で、外観・傷・内装をオンラインで確認できます。
必要な書類のアップデートをするだけで、約2分程度で与信審査が行われ、約10分程度で購入が完了します。
購入した中古車は、自宅への配送or車の自動販売機で受け取りの2種類の方法があります。
「車の自動販売機」がこの企業の特徴です。
ガラス張りの立体駐車場のような自動販売機が街中に存在し、特製のコインを投入して自動車を受け取り、そのまま自宅へ乗って帰るという手法を取っています。
この自動販売機がカーバナの宣伝塔になっています。
気になる方は一度調べてください。カッコイイ自動販売機塔が出てきます。
利益に関しては赤字です。
しかし、2023年〜2024年に黒字に転換する可能性が高いです。
売上に関しては
2020年実績…5,586百万ドル(+41.79%)
2021年予想…12,563百万ドル(+124.49%)
2022年予想…16,524百万ドル(+31.53%)
と急成長の実績・予想です。
時価総額は約500億$とまだまだ小さく、大きくなる可能性を秘めている企業になります。
グッドRX HD(GDRX)
ヘルスケア関連のネット企業になります。
主な内容は処方箋薬の価格比較ショッピングアプリを展開しています。
米国では病院で処方薬を書いてもらい、その処方薬を自身で近所の薬局に貰いに行かなければいけません。
米国では同じ薬でも価格がバラバラです。
ジェネリック薬の有無などもあり、消費者側の情報が少ないという特徴があります。
グッドRXが展開する処方箋薬価格比較アプリは、この消費者弱者の状況を覆すことが可能です。
このアプリを用いて、最も自身に有利な薬局を選定することができるようになったということです。
このアプリのダウンロード数は昨年時点で1,000万ダウンロード以上を達成していますが、まだ米国の人口の3%程度と非常に少ないです。
今後、このアプリの認知度が広がれば、この企業の売上は大きく拡大するということになります。
その他、遠隔医療サービスや製薬メーカー向けのソリューションサービスも展開しています。
売上
2020年実績…550百万ドル(+41.85%)
2021年予想…749百万ドル(+36.18%)
2022年予想…1,023百万ドル(+36.58%)
利益
2020年実績…▲303百万ドル(▲465.70%・コロナの影響で赤転)
2021年予想…183百万ドル(黒字転換)
2022年予想…280百万ドル(+53.01%)
売上は右肩上がりで、利益も黒字転換予想と非常に優秀な企業です。
時価総額は約165億$とまだまだ小さく、ビジネスモデルも優秀であるため、今後大きく化ける可能性は高いと思われます。
以上2銘柄を紹介しました。
このように興味惹かれるビジネスで化ける可能性のある企業は米国には数多く存在します。
大きく化けるには数年要するかもしれませんが、資金を銀行に眠らせるより有意義な運用になる可能性は高いと思います。ぜひ参考にしてください。 (執筆:se131258)