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オミクロン株の影響
新型コロナの変異株オミクロン株が新たに見つかり、日本でも感染者がついに出てしまいました。
それに伴い各国政府が外国人の新規入国を制御する形となりました。
見通しとしてはひとまず1ヶ月は続きそうです。
それを受けてマーケットは一時的にアメリカも日本も大きく下げました。
今後のオミクロン株の感染次第では大きく市場にもダメージを与えかねません。
一旦下げた株式相場は翌日にはV字回復をするように復活しています。ただ、昨晩はまた下げました。
ニューヨークでも緊急事態宣言?
一部報道でニューヨークでは再び緊急事態宣言が発令されたと言われていました。
その文言だけを切り抜くと、かなり不安がよぎります。
実態としては不要不急の病気で病院に来ないでほしいという内容でした。
様々な憶測が飛び交う中、アメリカでは未だ感染は確認されていません。
隣国のカナダでは11月地点で既に感染者が確認されているので油断できない状況ではあります。
しかし、バイデン大統領は「懸念材料だがパニックする原因になるようなものではない」と宣言しています。
かなり感染力も高いことが確認されていますので、しっかりと対策は必要になりますが、今のところ大きく株式相場に影響を与えるものとは考え難いです。
ワクチンの対応に関して
現在、現行のワクチンがオミクロン株にも有効かを検証中です。
もし仮に現行のワクチンがおミクロン株に対応していなかったとしてもファイザーは1ヶ月半で新しいワクチンを完成させ、3ヶ月で出荷が可能と発表しています。
同じ声明をモデルナ社も発表しています。
オミクロン株がアメリカや欧州で蔓延するのは早くても4月頃と予想されています。
その頃にはバージョンアップしたワクチンも供給可能ということで、大きく慌てる必要はないのかもしれません。
12月の株式市場は良好?
現状オミクロン株に関して明確な情報が発表されていないこと、あくまで予想で先述のワクチンなどの情報が出ていることから、不確定要素が多いのも事実です。
しかし、例年通り行けば12月は統計上強気に出ていい相場になりがちです。
また、今回のクリスマスや年越しの商機はかなり盛り上がりを見せそうです。
それに伴い、関連銘柄は良好なニュースを発表できるでしょう。
現状、長期金利も落ち着きを見せていることやコロナの変異株に対するネガティブなニュースが多くはないことも相まって12月は強気の姿勢で機関投資家も動きそうです。