新型コロナ株の変異株オミクロン株が発見されました。
それを受けて市場にも一時的に大きな影響を見せ、株価は大きな下落を見せました。
すぐに株価は回復したのですが、こういった下げ局面は一年を通して何度も経験せねばなりません。
そのケースに陥った場合どのようなスタンスを持って市場に参加すればいいのかを見ていきましょう。
目次
まず債券市場に着目
例えば、今回の下落局面では長期金利は1.479%まで下がりました。
その前週に1.7%まで上がっていましたので、急低下とも言えます。
長期金利と株式のバリュエーションは常にシーソーのようになることが多いです。
すなわち、長期金利が下がれば株式市場は上昇を見せるのが一般的です。
しかし、今回のオミクロン株の発見時の市場は長期金利は下げつつも株式市場は低下しています。
株式市場の数値だけを見るとネガティブに映りますが、長期金利が下がっている事も踏まえると今後の株式市場は上昇の余地を孕んでいることが予想されます。
その為、株式市場の下げ局面ではまず最初に債券市場に着目してその数値との関係性を把握するようにしましょう。
あくまで長期的目線で
そもそもの新型コロナ株による急低下は長期的目線で判断すると、その急低下局面で株を購入できた人は大きな利益を得ることができました。
オミクロン株の発見による株式市場の急低下も全く同じ状況と言えます。
今回は早速株式市場が復活しましたが、常に持つべきスタンスとしては短期的目線で市場の動向を捉えることよりも、長期的目線で市場が下がった時には逆に強気のスタンスで市場に参加する事も必要になります。
やはり決算最重視
今長期保有している株がかなり利益を生んでいるとして、市場全体が落ち込んだ時、利確しようか迷う人は多いでしょう。
しかし、何より大事なのは決算です。
テンバガーを狙ったり長期での株の投資を目的としているならば、どのような局面でも基礎基本に立ち返り、決算を再度確認しましょう。
しかし、短期的な投資をしている人も多いかもしれません。
特にレバレッジ型のETFや投資信託も今注目を集めています。
その場合も全体として景気全体の流れをしっかりと読み取り、もしくは各企業の四半期決算の動向をもとに判断をしていけば誤った判断をせずに損失を被ったり自ら利益を狭めてしまうことを防げるでしょう。