今回は個人投資家にも非常に人気のあるバンガード社ETFの一つ「VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)」について紹介します。
この1本で米国企業の中小型株含む3500銘柄に分散投資できるので、おすすめのETFの一つです。
目次
上場投資信託(ETF):VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)とは?
VTI(バンガード・トータル・ストック・マーケットETF)とは、CRSP米国総合指数のパフォーマンスに連動する上場投資信託(ETF)です。
VTIの基本データ(2021年11月10日現在)
株価レンジ(52週) | 179.09 – 243.56ドル |
経費率 | 0.03% |
分配金利回り | 1.20% |
1年リターン | 37.27% |
3年リターン | 21.17% |
5年リターン | 19.34% |
設定日 | 2001年5月31日 |
配当月 | 3月、6月、9月、12月 |
配当利回りは1.20%と低いものの、5年リターンも19.34%と、しっかりとキャピタルゲインを狙えるETFと言えます。
VTIの組入上位銘柄は「GAFAM」銘柄
ではVTIの組入上位銘柄を見ていきましょう。組み入れ比率トップは、アップルを筆頭に「GAFAM」銘柄で占められています。
(画像はBloombergより)
VTIはS&P500指数と同じパフォーマンス
以下はVTIの2001年の設定来のチャートです。
2008年のリーマンショック、2020年のコロナショックで株価は下げていますが、きれいに右肩上がりになっていますね。
また、S&P500と比較したデータでも同じような値動きをしていることが分かります。
(画像はSeeking alphaより)
VTIは買いか?:投資するメリット・デメリット
VTIの基本データや過去のパフォーマンスを見てきましたが、これらを踏まえてVTIに投資する際についてまとめていきましょう。
VTIのメリットは3500社とリスク分散に優れたETF
VTIの一番のメリットは、米国企業の約3500社に分散投資できる点です。
S&P500と同じ値動きですが、S&P500に連動するETFと比較し、より広く分散投資されたETFと言えます。
VTIのデメリットは1株2万6000円の高い投資コスト
ETFの最大のデメリットは購入単価が高い点です。
1口から買えると言っても、11月10日時点でVTIの投資単価は2万6,000円程度の投資資金が必要です。
このデメリットを解消するために楽天VTIなどを利用すればいいでしょう。
楽天VTIについては以下の記事で紹介していますので参考にしてください。
【関連記事】楽天VTI(楽天・全米株式インデックス・ファンド)が本家米国VTIより優れているところ3つ
まとめ:VTIは買ったまま放置が正解
ここまでバンガード社のETFの一つであるVTIについて紹介しました。
結論から書くと、VTIを買った後はほったらかしで寝かせておきましょう。