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米国株初心者はつみたてNISAでS&P500の積立から始めよう

コロナショックをきっかけに株式投資に興味を持った方も多いと思います。

しかし、はじめは何を買ったらよいか迷うのではないでしょうか。

そのような方にはS&P500への積立投資がおすすめです。

本記事では、S&P500への積立投資をおすすめする理由と、積立投資を効率化する「つみたてNISA」について解説いたします。

目次

なぜS&P500の積立投資がおすすめなのか

S&P500の積立投資をおすすめする理由に以下の2つが挙げられます。

・成長力のある米国株全体にバランス良く投資できる

・ドルコスト平均法により平均購入単価を抑えることができる

詳しく解説していきます。

成長力のある米国株全体にバランス良く投資できる

S&P500は米国を代表する500の企業から構成される指数です。

S&P500に投資することで米国全体にバランスよく投資することができます。

下図はS&P500のチャートです。

チャートから一目瞭然、S&P500は長年右肩上がりで成長を続けいます。

このように米国株が成長し続けているのには以下の理由があります。

・人口が増え続けている

・株主還元意識が高い

・世界をリードする企業が絶えず生まれ続ける

今後もこれらは変わらないため、米国株の成長はまだまだ続くでしょう。

なお、米国全体に投資できる投資信託も存在しますが、パフォーマンスはS&P500とほぼ変わらないため、どちらに投資しても良いです。

ドルコスト平均法で平均購入単価を抑えられる

ドルコスト平均法とは、株式や投資信託などの金融商品を一度に投資をするのではなく、定期的に一定額ずつ投資をする購入方法です。

一定額ずつ投資するため、価格が高いと購入量が少なく、価格が安いと購入量が多くなります。これにより、価格変動リスクを抑え、平均取得単価を安く抑えることができます。

また、このように定期的に定額購入する方法は、はじめに設定だけすれば、あとは自動で積立購入されるため、管理も非常にラクです。

積立投資はリスク・手間の両面で初心者に優しい投資方法です。

つみたてNISAで節税しよう

ここまで説明したS&P500の積立投資をさらに効率的にするため、「つみたてNISA」を利用しましょう。

通常、株式投資で得た利益に対して約20%(2022年1月現在)の課税がされます。

しかし、つみたてNISAでは年間40万円まで20年間は利益が発生しても非課税になります。

積立投資は長期保有により利益が大きくなる可能性が高く、その分税金も多くなります。

例えば、S&P500(上図)では、2001年から2021年までの20年間で株価は3.8倍になりました。

仮に100万円投資していれば380万円となるため、280万円の利益が発生します。

これに対して、通常は税金分が引かれ、手元に残る金額は224万円となってしまうのです。

しかし、つみたてNISAであれば、280万円の利益が出れば280万円が利益になります。

このように、つみたてNISAを利用して節税すれば、資産運用を効率良く行うことができます。

まとめ

つみたてNISAでのS&P500積立投資は株式投資の王道です。まだ始められていない方は検討してみてはいかがでしょうか。

しまぞう

投稿者の記事一覧

2018年から米国株への投資を開始。興味を持ったきっかけは、米国株にはVISAやAmazonなど長期にわたって右肩上がりの銘柄が多数存在することを知ったため。始めた当初はVISAのように毎年自社株買いをする銘柄や、AT&Tのような高配当株に投資をしていたが、最近はVTIやQQQを長期保有し、レバレッジETFやグロース株を短中期で売買している。

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