近年、株式投資を始めとする「資産運用」が人気を集めています。
中でも「米国株」に投資をする個人投資家が続出しており、日本株や海外の新興国株などに比べると、米国株に人気が集中している状態です。
これは「成果を出している個人投資家」や「投資系インフルエンサー」が米国株をおすすめしている効果もかなり大きいのですが、こうした投資経験者たちはなぜ米国株に投資をするのでしょうか。
今回は、米国株式市場の特徴やその歴史などについて考えながら、米国株に投資する意味を考えていきます。
目次
1. 右肩上がりを続けてきた歴史
米国株式市場は、リーマンショックやITバブルの崩壊、直近ではコロナショックなどの「暴落相場」を経験していますが、これらをすべて乗り越えて成長し続けている市場です。
過去30年間のパフォーマンスを見ても、一時的な下落はあるものの、年率8〜9%ほどの成長を続けていて、トータルで9倍以上もの成長を見せています。
経済的な暴落が訪れても確実に立ち上がり、結果的に利益を出し続けているので、長期的な投資先として米国株を選ぶのは合理的だと言えます。
2. 人口増加による今後の成長
株式市場の成長は、その国の経済成長と相関があります。
そして、その国の人口が増加することで消費や生産能力などが向上すれば、経済が成長していくことになりますから、株式市場も規模が拡大していくことになります。
つまり、長期的に人口が増える可能性のある国は、株式市場も成長が見込めると判断できるのです。
米国は今でも人口が増え続けている先進国で、1990年〜2020年の30年間で「7900万人」もの人口が増えているという驚きの人口増加率です。
この人口の伸びを見ても、これからさらに成長が期待できる投資先となります。
3. 株主還元意識が高い
米国企業は、他の国の企業に比べると「株主還元意識が高い」と言えます。
会社は「社長や社員のものだ」という考えではなく、出資してくれている「株主のものだ」という意識が非常に強く、株主に価値や利益を還元する姿勢が強いのです。
長期間配当金を出し続ける企業がたくさん存在していることからも、株主還元意識の高さが伺えます。
株主を大切にしようという考え方が根付いているため、私たちも安心して自分の資金の投資先として米国株式を選択することができます。
米国株式市場は今後も世界を牽引する
米国株式市場は、間違いなくこれからも世界を牽引する市場です。
将来のことは誰にも予測できませんが、過去のパフォーマンスを見れば、これからも十分に成長が期待できると言えますよね。
今回ご紹介した内容を見てもわかるように、米国株には投資すべき「十分な理由」が備わっているので、将来が不安視される昨今だからこそ、米国株に投資すべきだと言えるのではないでしょうか。(執筆:てかてん)