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成長し続ける米株、でもどれを買っていいかわからない
株式投資を始めたはいいけれど、最初は何を買っていいのかわかりません。
これは投資家としてぶつかる最初の壁です。
全体的な話として、投資には大きく二つの運用方法があります。ETF(投資信託)と個別株です。
初心者はまずココから、投資の王道<米国ETF>
ETFとは投資の専門会社に任せる運用方法です。まさにプロに「信じて託す」ということです。
インデックス投資とも呼ばれ、株式市場の指数に連動して株価が動きます。
例えば米国の代表的な指標であるS&P500は平均年利7〜10%であり、S&P500のETFであればこの利率とほぼ同じリターンを得ることができます。
また、ハイテク企業中心のNASDAQのETFなどもあり、バランスよく組み込むことでリスクを減らすことができます。
リーマンショックやコロナショックといった溝があっても、米国市場は右肩上がりに成長を続けるため、安定した資産運用ができるのが特徴です。
難易度高め 対戦相手は大谷翔平<個別株投資>
一方で株式投資のイメージ通りの「安いときに買って、高くなったら売る」投資が個別株投資です。
場合によっては一年もしないで、株価が2倍3倍と膨れ上がることもあります。
「だったら個別株のほうがいい」と考える人もいるかもしれません。
ですが、個別株投資で勝っているのは、ほぼプロの投資家(専門機関)なのです。
例えるなら大谷翔平からホームランを打てるか、あるいは三振を取れるかという話なのです。
大谷翔平と対峙できるだけで幸福かもしれませんが、投資の世界はそんなに甘くありません。8割以上が負けると言われる株式投資は、実は個別株をやっているからなのです。
新世代投資家は米国ETFが主流
2020年に起きたコロナショックは、世界に大きな変化をもたらしました。
テレワークによって在宅が主流になり、多くの業務がDX(デジタルトランスフォーメーション)化されました。
投資の世界では株価が大きく下がったことで、新しい世代の人間が投資の世界へ足を踏み入れるようになりました。
日本は過去、バブル崩壊という負の時代を経験し、それから30年を経てようやく新陳代謝が起きたのです。
それまで株式投資と言えば、個別株で大きく稼ぐことを夢見たものでした。
ところが、新しい投資家達はバブルを反面教師に、安定した資産運用を選択しました。
株価の大きな上下動は同時に精神に大きな負担となります。
しかしながら、ETFは精神的負担が少なく、投資をやりながら仕事も趣味もすべてやっていく。
言い換えると、人生を楽しむ投資を選択したのです。(執筆:YuBiTi)