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雇用統計とはいったい何?
私が投資を始めて時、金曜日の21:30にいきなり先物CFDが-500というとんでもない暴落が起きました。
私は訳が分からずに、青ざめて「何かテロや地震でも起こったのか?」と青ざめて情報収集を行いました。
そこで投資素人だった私は、雇用統計の存在を知りました。
それ以後毎月1度の金曜日の夜は、PC画面にかじりつき「今回はどんな数字が出るんだ」と戦々恐々していました。
そんな一大イベントだった雇用統計に関する私の見解は「大きな意味はない短期的なスイング材料」です。
短期トレーダーであれば大きなイベントだと思いますが、中・長期的トレーダーであれば無視してもイベントです。その理由を記載します。
現在の雇用統計の位置づけについて
そもそも雇用統計とはアメリカの雇用状況や賃金の状態などを数値化してアメリカ経済の現状を把握するものになります。
事前に雇用数値や賃金数値が予想され、その結果いかんによっては先物が大きく上下します。
時には、予想より良い結果にも関わらず急落、悪いにも関わらず上昇となり、トレーダーを苦しめることもあります。
ただそんな現象もただ大口のトレーダーが仕掛けをしているだけで短期スイングのエサにされているだけであり、運任せの雇用統計は運用初心者や中・長期的なトレーダーは無視をするべきでしょう。
現時点で言うのであれば「アメリカの雇用は完全雇用に限りなく近い」状況であり、1か月の数字がどうであれ、アメリカ経済に何の意味もないのです。
これが数か月連続で予想を大きく下回るなどの結果になればさすがに警戒が必要ですが、そんな結果になる可能性は現時点では限りなく低いでしょう。
断言します。アメリカ経済は絶好調である。
アメリカ経済の状況は雇用を含めあらゆる面で好調であり、コロナ収束で頭を押さえられている状況が解消すれば過去にない高物価・好景気、そして株高状態が待っています。
そのタイミングを正確に予測することは出来ませんが、結論は先に述べた通りです。
そのため結論は決まっている状況で、1か月ごとの数字に一喜一憂すること自体、中・長期トレーダーにとっては無意味なものです。
もちろん全く結果を知らなくていいのではありません。
事後に数値内容だけは把握する程度はしておきましょう。
過去においては大きなイベントであった雇用統計も場合によっては一瞬わずかな反応を見せただけで1時間後には元通りといったことも珍しくありません。
それくらい今の雇用統計に意味はない、なぜならアメリカ経済は雇用統計の数字に関わらず盤石である結論が出ているからです。