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米国株ETF
昨今、コロナ禍も相まって投資ブームが来ております。
その中でも右肩上がりでここ数十年ずっと経済成長とともに株価を急上昇させている米国株により注目が集まるようになりました。
もちろん個別株単位で注目されている銘柄もかなり増えていますが、投資は長期的スパンでリスクを少し抑えつつもしっかり利益を出していきたいと言う方がつみたてNISAの人気も相まっています。
その中でも特に人気の米国株ETF (ETFとは、証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。)をいくつか紹介し、それぞれの特徴を紹介していきます。
投資信託やETFを投資のコアの部分として持つ人も増えてきましたが、その中でも代表的な米国株ETFとしてVTI、VOO、 QQQ、 SPYD、VYMがあります。
米国株ETF
VTIは、バンガード社が提供しているETFのことで、米国市場のほぼ全体に分散投資できるETFとなっております。
投資対象となっている銘柄数はおよそ4000です。その為、中小企業株式も含まれています。
アメリカのGAFAを代表とした近年の経済成長に指数として投資ができ、かつ、多くの銘柄に分散投資できることから過去のパフォーマンスもいい為、長期的に安定的なリターンを得られるETFとして注目されております。
QQQ
QQQは、米国のNASDAQ100指数の値動きに連動するETFのことで、インベスコという運用会社が運用しています。
よくニュース番組の最後にNASDAQ総合指数として紹介されています。
こちらはNASDAQ証券取引所に上場している約3000以上の全銘柄の指数となっておりますが、QQQはその中でも金融機関を除く、時価総額上位100社の指数となっております。
投資対象銘柄も先述のETFよりも少ない分それぞれの株式に対しての構成比率は高くなっており、GAFAに50%以上投資していることから近年順調に右肩上がりのチャートを描いております。
VOO
VOOは、VTIと同じくバンガード社が提供しているETFです。
その為、先述のVTIとよく比較されることが多いETFとも言えます。
投資対象の銘柄数は500で、すでに成熟した米国の大企業を主要な構成銘柄としております。
つみたてNISAで特に注目されることになったS&P500に連動しているETFとなっています。
経費率がVTIとVOOいずれも0.03%と極めて低いこともあり、人気を集めているETFの一つです。
SPYD
SPYDは、 SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETFのことで、State Street社が運用している米国高配当ETFです。
FIREという単語が生まれ、より高配当株への注目が集まってきたここ数年ですが、 SPYDは、S&P500の採用銘柄の中で配当利回りが高い80銘柄の株価を指数化したものです。
配当利回りも4.5〜5.0%程で、優れた配当利率を誇るETFとなっております。
VYM
VYMは、バンガード社が提供しているETFで、連続増配企業や高配当の銘柄で構成されているため、配当利回りは2.5〜3.0%と比較的高いのが特徴です。
ETFから米国投資を始めるのもあり
それぞれいずれも長期的な投資を前提として投資するのが望まれますが、構成銘柄やリターンの取り方などは各ETFによって異なります。
投資ブームがきている昨今、 「 投資はしたいがリスクをなるべく抑えたい」もしくは「個別株の研究に充てる時間がなかなかない 」 という方はひとまずETFから株式投資に取り掛かってみるのは得策だと言えます。