2021年10月28日にフェイスブックが社名を「Meta(メタ)」に変更しました。
またマイクロソフトが11月2日に、自社が提供するオンライン会議システムの機能を、来年からメタバース向けに拡張すると発表しました。
このように近頃メタバースはさらに注目を増しています。
そこで本記事では、今注目の「メタバース」について関連市場とともに解説していきます。
目次
メタバースとは
メタバースとは、メタ(meta:超越した)とユニバース(universe:世界)の合成語で、インターネット上に構築された仮想世界のことです。
メタバース内でユーザーはアバターと呼ばれる自分の分身を操作することにより、様々な行動をすることができます。
例えば、仮想世界の探索や他の利用者とのコミュニケーションだけでなく、仮想通貨を用いた買い物や、サービス内で商品を制作して販売する経済活動まで可能とされています。
以下のような有名なゲーム作品もメタバースの活用例です。
・あつまれ どうぶつの森
・フォートナイト
・MineCraft
メタバース関連市場
ここからはメタバースに関連する市場について解説していきます。
ゲーム
先ほど挙げたように、メタバースを活用したゲームはすでに世の中に存在します。
今後メタバースが進化すれば、ゲーム内で様々な行動が可能になったり、より没入感をもって楽しむことができるようになります。
今後もゲームはメタバースの主要な活用例となっていくでしょう。
注目銘柄:ロブロックス(RBLX)
XR(VR/AR/MR)
XR技術はユーザがメタバースに一層没入するために重要な技術です。
現状のゲームは、ディスプレイを見てコントローラでキャラクターを操作するのが主流です。
XR技術が進歩すれば、よりリアルに近い感覚を用いてメタバース内で行動することが可能になります。
ゲームに限らず会議などでの活用も考えられます。
XRはメタバースの進化に欠かせない技術であり、今後の成長が期待できます。
注目銘柄:Unity(U)、Microsoft(MSFT)
NFT
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)はデジタル資産の証明書のようなものです。
デジタル上のアート作品などの資産はコピーが簡単にできてしまうため、価値を持たせることが困難でした。
これに対して、NFTを用いることでオリジナルのデジタル資産を証明することができます。
メタバース内の通貨を含めたあらゆるものに価値を持たせるためにはNFTが必要です。
このため、メタバース市場拡大の恩恵を十分に受けることができます。
注目銘柄: コインベース(COIN)
まとめ
- 「メタバース」はインターネット上に構築された仮想世界のこと
- 他の利用者とのコミュニケーションや経済活動など、あらゆる行動が可能
- 関連市場にゲーム、XR(VR/AR/MR)、NFTがある