ハイパーグロース株というのは、年間の成長率が前年比40%を超えている銘柄のことを指します。
成長が著しい企業の総称として活用されているので、「ハイテク銘柄」や「IT銘柄」などを指す言葉と勘違いされがちですが、定義は成長率で定められています。
実際には、成長率が40%に満たなかったとしても、目覚ましい成長を遂げている銘柄のことをハイパーグロース株と呼ぶことが多くあります。
目次
米国のハイパーグロース株はこれだ!
2021年の11月時点では、下記のような銘柄が米国のハイパーグロース株として話題に上がっています。
・ズーム ZM
・オクタ OKTA
・ピンタレスト PINS
・テスラ TSLA
・ニオ NIO
・ロク ROKU
・ドキュサイン DOCU
他にもたくさんありますし、タイミングによって異なる銘柄が該当しますので、気になる方はご自身でも調べてみてください。
どんな銘柄がハイパーグロース株となっているのかを知ることで、今伸びている業界や事業内容などが見えてくるようになるので、投資家としても知識も身についていきます。
ハイパーグロース株に投資するメリット
ハイパーグロース株に投資するメリットは「短期間で株価が急上昇する可能性がある」というところです。
短期間で「2倍、3倍」と株価が成長する可能性があるので、短期投資でリターンを狙いたい場合には良い投資対象となります。
株価が2倍になるといえば、投資の王道とも言われている「S&P500指数」に投資をした場合で考えると、どれだけリターンの高い年度が続いても「5年〜10年」はかかります。
AppleやFacebookがIPOした当初から運用していれば、株価は10倍以上に跳ね上がっていますので、ハイパーグロース株には夢があると言えますね。
ハイパーグロース株に投資するデメリット
短期間の株価急上昇が期待できる反面、同じく短期間で株価が急落する可能性があるのも、ハイパーグロース株の特徴です。
株価の急激な変化で精神的なストレスを溜めてしまう人や、1日で10%以上も資産が減少することに耐えられない人は、ハイパーグロース株への投資をおすすめすることはできません。
リターンが大きいということは、同じくリスクも高いということになりますので、リスクとリターンの関係を理解した上で投資をするかどうか選択しましょう。
サテライト投資でハイパーグロース株を買おう!
ハイパーグロース株を購入して運用するのであれば、サテライト投資として運用することをおすすめします。
コア資産はS&P500などの王道インデックスに投資をして、投資資産の一部をサテライト資産としてハイパーグロース株で運用するということですね。
資産の中で、ハイパーグロース株の割合が高くなり過ぎると、大きなリスクを抱えることになります。
あなたの「リスク許容度」を考えながら、サテライト投資の割合を検討してみてください。