近年、AIの発達やデータ総量の増加により、半導体需要も爆発的に増加しています。
これに伴い、半導体関連銘柄の株価も大きく上昇しています。
本記事では、半導体銘柄の中でも特に成長が期待できる銘柄3選をご紹介いたします。
目次
エヌビディア(NVDA)
出典:TradingView(https://jp.tradingview.com/chart/)
エヌビディアはGPUの設計・開発を主力事業とする会社です。
ゲーミング向けが主ですが、近年はデータセンター向けの売上が伸びてきています。
GPUが使用されるAI分野にも注力しています。
また、仮想空間を作り出すソフトウェアプラットフォーム「Omniverse」を提供しており、メタバース分野でも期待されています。
※参考記事:成長が期待できる米国「メタバース」関連銘柄3選」
株価はここ5年で12倍になりました(2021年12月現在)。
同期間でS&P500は2倍、半導体関連銘柄の代表的な指数であるSOX指数は4.4倍ですので、非常に高いパフォーマンスであることがわかります。
時価総額は2021年12月現在で7500億ドルです。
現在、時価総額1兆ドル以上の銘柄は、アップル、マイクロソフト、グーグル、サウジアラムコ(サウジアラビアの国有石油会社)、アマゾン、テスラの6社のみです。
エヌビディアはこれら超大手企業と肩を並べる企業になりつつあります。
半導体・AI・メタバースなど各成長分野で大きな存在感を示しており、今後の成長が期待できます。
アドバンスド・マイクロ・デバイセズ(AMD)
出典:TradingView(https://jp.tradingview.com/chart/)
AMDはCPUの設計・開発を主力事業とする会社です。
私たちに身近な商品としてはPC向けのRyzenシリーズがあります。
CPUと言えばインテルのCoreシリーズが有名ですが、近年はコスパの高いRyzenのシェアが高くなってきています。
株価はここ5年で13倍になりました(2021年12月現在)。
エヌビディアよりもさらに高いパフォーマンスです。
2021年11月にメタ・プラットフォームズ(旧フェイスブック)が、メタバース向けデータセンターのサーバー用CPUにAMDのEPYCを採用すると発表し話題となりました。
メタバースのみならず、様々な分野でデータセンターの増加が期待できます。
AMDとしてはデータセンター向け半導体でどれだけのシェアを確保できるかがカギとなりそうです。
アプライド・マテリアルズ(AMAT)
出典:TradingView(https://jp.tradingview.com/chart/)
アプライド・マテリアルズは半導体製造装置の開発・製造を行っている会社です。
半導体製造プロセスのほぼ全てをカバーしています。
株価はここ5年で4.7倍に成長しました。上記2銘柄と比較すると見劣りしますが、S&P500の2倍以上の成長です。
米国政府は国内の半導体研究・製造を強化するため、520億ドルの予算を通そうとしています。
また、半導体を安定供給するために生産の国内回帰を推進しています。
半導体製造装置メーカーであるアプライド・マテリアルズは米国政策の恩恵を十分に享受することができ、今後の成長が期待できます。
半導体分野は今後も継続的な成長が期待できる
この成長に乗るために今回紹介した銘柄への投資を検討してみてはいかがでしょうか?
なお、半導体銘柄に分散投資したいという方にはSMHというETFがおすすめです。