今米国株はかなりと好調です。
なので、皆さんは上がり続けると考えているかもしれません。
しかし、そんなことはありません。
歴史的にも何度も暴落を乗り越えて今の米国経済の成長があります。
米国株が暴落した時に備えていますか?
備えていないと波に飲まれて、資産が溶けていき、精神的に苦しくて株を手放して市場から退場してしまうこともあるかもしれません。
そんな時のために、暴落の備えについて解説をしていきます。
目次
【結論】米国株集中投資は暴落した時の耐性が弱い
米国株は成長著しいですが、今後10年間のリターンは4%の成長率と鈍化することは知っているでしょうか。
テーパリングや終了後の利上げで成長の鈍化と株価の下落はやってきます。
そこで何も対策していなかったとしたら、波に飲まれて苦しい期間を過ごさなければいけないかもしれません。
そんな時の対策はみなさんは行っていますか?
昨年のコロナショックの際も、インデックス投資家が投資信託やETFをどれくらいの人間が手放して市場から退場したかわかりません。
米国株集中投資はそういう危うさを持っています。
米国株投資に必要なのは資産分散です。
資産分散についてをこの後詳しく説明していきます。
米国株投資で重要なのはアセットアロケーション
資産には色々なものがあります。
米国株もその一つの株式です。
資産には
・株式
・債券
・オルタナティブ
この資産クラスに分かれます。
正確には国内と国外とでも分かれるのでこの分類より多くなりますが、この資産を買って配分することをアセットアロケーションといいます。
この配分によってリターンは決まるので重要です。
株式100%の配分の場合は、暴落耐性が脆弱になるので、大きく値を下げることになります。
そこに債券を25%でも入れておくとどうでしょう。
債券は株式とは逆に動くので暴落した時に緩衝材の役割になってくれます。
今回のテーパリングの利上げ対策として有効なのは、ゴールドやシルバーなどの貴金属や暗号資産などのオルタナティブに投資をしておくことです。
普段はそこまでパフォーマンスは良くないのですが、有事の時には資産を守ってくれます。
なので、資産の5%〜10%くらいで入れておくのもいいでしょう。
アセットアロケーションは資産運用には重要です。
投資を始める前にアセットアロケーションは決めておきましょう。
債券不要論の危うさ
債券不要論というものがあります。
インデックス投資でのみ債券に投資をするのは不要という考え方です。
株式100%でいいという考え方なのですが、これは精神的に強い人以外ではかなり危ういといってもいいかもしれません。
先ほど説明しましたが、株式100%の場合暴落耐性が脆弱になります。
その状態で暴落が来た場合どうでしょう。
コロナショックの30%代の暴落で悲鳴を上げる人達が多い中、リーマンショックやウォール街大暴落みたいな世界大恐慌がきて耐えることはできますか?
僕は無理だと考えているため、リターンを少し犠牲にはしていますが、アセットアロケーションに債券とオルタナティブを入れています。
投資は全てが自己責任です。
自分が暴落に耐えられるか耐えられないかで判断をしてみるといいでしょう。
米国株投資で債券とオルタナティブは組み入れておいた方がいざという時のためになる ここまで説明してきたことをまとめます。
米国株は最高値を更新し続けている優良な投資先です。
米国はこの先も成長していくでしょう。
ですが、ここ数年のパフォーマンスはテーパリングと利上げにより落ちるかもしれません。
その下落対策は皆さんはできていますか?
僕はそこそこできています。
対策として提案できることは、アセットアロケーションに債券とオルタナティブを入れることです。
債券は大暴落のようなことが起こっても緩衝材の役割をしてくれるし、オルタナティブは有事の時に資産を守ってくれます。
資産の中に少し入れておくだけでも下落時にパフォーマンスを改善してくれます。
暴落というのは皆さんが想像している以上に精神的にダメージがくるので保険だと思って備えておくのもいいかもしれません。