楽天証券でポイントを使った米国株の取引と自動の積立注文が可能になりました。
これは非常に画期的な試みなので、普段楽天グループを使わない人もぜひチェックして下さい。
目次
米国株でポイント投資が可能に
画像元:https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20211214-01.html
昨年末の12月26日から楽天証券で楽天ポイントを使った米国株投資が可能になったのでメリットを紹介します。
まず、日常的に楽天ポイントを貯めている人なら気軽に米国株を買うことが出来ます。
さらに個別株だけではなく、ETF、ETNなど楽天証券で取り扱われているものは全て購入可能というのも優れています。
例えば長期分散投資としてオススメされることが多いS&P500に連動したETFであれば約6,500円前後から取り扱われているので、普段から効率的にポイントを貯めている人なら全額ポイント利用で購入することも難しくありません。
ポイント利用の注意点
注意点としては日本円での決済に限られているので、購入した金額や手数料分のポイントがない時には自動で両替されるので両替手数料で損をする可能性があること。
ポイントだけで買い注文を出すことは出来ず、一時的に購入代金と手数料分の現金は拘束されて、そこからポイント利用分を差し引いて口座に戻されます。
なので注文時には余裕を持って日本円を入れておかないといけません。
積立注文もスタート
つみてたNISAで投資信託を買う時のように、毎月や毎週、金額、株数などの条件を設定しておけば自動的に注文される積立もスタートしました。
こちらでもポイントを使って投資することが可能です。
通常注文のポイント利用と異なる点は、米ドルで決済が可能な点です。
すでにドルを持っている人にとっては両替手数料がかからない分、メリットになります。
積立注文であっても手数料は通常注文と変わらないので、今まで長期分散投資などで定期的に注文を出して買っていた人には利便性が増します。
積立の注意点
最低設定金額が1万円からと少し高め、ドルの場合は1万円相当額から可能です。
最低設定金額は銘柄ごとに必要な条件になります。
例えば100ドルの株と50ドルのETFを毎月積み立てている人の場合、合計金額が150ドルだから自動で注文できると思ってしまいそうですが、そうではありません。
各銘柄ごとなので100ドルの株は積み立て注文が可能ですが、50ドルのETFは2口にして100ドル以上の購入金額にしないと積立注文は出来ません。
いくつか注意点は挙げましたが、それでもこのポイントで米国株投資は非常にメリットが多いです。
楽天証券がこういったサービスを始めたことでSBI証券などのネット証券が続いてくれれば個人投資家にとっては便利になるので、今後の展開にも期待できます。