ロシアがウクライナに対する軍事作戦を開始したことで、ロシアの株価指数が暴落しています。
米国株、日本株は下落はしましたが、現在のところは一時的な下げでその後は持ち直しています。
今回は今後も起こるであろう、こういった急落の際にレバナスとどう向き合うべきかを解説します。
目次
レバナスを持っている状態で急落したら
もしあなたが今レバナスを持っている場合、NASDAQ指数が急落すれば連動して大きく損が出ます。
その際に一番気をつけるべきなのは、きちんとした考えがないのに勢いで売買をしてしまうことです。
大多数の人、特に投資を始めたばかりの初心者の方は利益が出ると思って投資をしています。
そのため、急激に自分の投資した金融商品の価格が下がってしまうとうろたえてしまい、冷静な判断が出来なくなります。
予め基準となる価格を決めておくことがオススメ
これはレバナスに限った話ではありませんが、投資をする際には損切りや利益確定の基準となる価格を前もって決めておくことが大切です。
レバナスのようにレバレッジをきかせている商品なら上昇も下落も基準より幅が大きくなるので、始める時に出口戦略を決めておくことがなおさら大切になります。
損が出たレバナス
レバナスに投資してNASDAQ指数が急落した場合に注意しないといけないのが、レバレッジがかかっている商品は下落した割合より大きく上昇しなければプラスにはならない、という点です。
自分は長期積立投資だから関係ない、と考えている方も多いかもしれませんが、最初から長期積立が前提であれば、基準指数とのズレが最小限に抑えられるレバレッジがない商品に投資するべきです。
急落は買うタイミング?
株価指数が暴落した際に、SNSなどで必ず出てくるのが「急落、暴落は絶好の買い場」という意見です。
これはたしかに正しい意見ですが、レバナスに限っていえば間違っています。
なぜかというと、レバナスはレバレッジという仕組みで投資をしている以上、長期投資には向いていないからです。
レバレッジは基準となる指数よりも2倍、3倍の値動きをする金融商品ですが、保有期間が長期間になればなるほど、基準からはズレていきます。
ですので、価格が戻るだろうと思って急落した時にレバナスに投資をしたとしても、価格が戻るより先に基準価格からズレている可能性が高いです。
急落したレバナスを買うとすれば?
レバナスは急落で買うべきではないと説明しましたが、レバナスに投資するのが間違っているという訳ではありません。
あくまでレバレッジという性質を活かすなら、短期売買の方が向いているというだけです。