コカ・コーラ(KO)は高配当で連続増配銘柄として必ず名前が上がる米国企業です。
私のPF(ポートフォリオ)でも全体の5%以上を占めており、少しずつ成長していっています。
米国株投資家の中でも保有率の高いコカ・コーラ(KO)について紹介していきます。
目次
高配当かつ連続増配銘柄として人気がある「コカ・コーラ(KO)」
まずはコカ・コーラ(KO)の基本情報を見ていきます。
株価レンジ(52週) | 48.11 – 61.20ドル |
分配金利回り | 2.78% |
1年リターン | 23.26% |
3年リターン | 39.46% |
5年リターン | 71.99% |
コカ・コーラ(KO)も配当利回りが高いことで有名な企業の1社です。
そのため、配当金(インカムゲイン)目的の個人投資家から人気があります。
過去5年の配当利回りを見ると、コロナショック時に一時的に4%を超えたこともありますが、その後は2.5%~3.5%の間で推移しています。
コロナショックで株価急落、その後はS&P500に惨敗
コカ・コーラ(KO)の直近5年のチャートを見てみます。2020年3月のコロナショック時に株価が急落しています。
コカ・コーラ(KO)は不景気にも影響を受けにくいディフェンシブ銘柄としても有名ですが、コロナには勝てませんでした。
また、直近の株高でようやくコロナショック前の水準に回復したことを見ても、コロナによる影響が大きかったことが株価から見て取れます。
S&P500と比較したチャート(配当含むトータルリターン)を見ると、コロナショック前まではS&P500を超える水準までありましたが、コロナ以降は小売りや外食産業のダメージによる影響で差をつけられている結果となっています。
リターンだけを見ると、S&P500に連動するインデックスファンドを買っておけ、という主張は正しいですね。
コカ・コーラ(KO)は連続増配銘柄としても有名
コカ・コーラ(KO)は米国企業の連続増配ランキングでも10位に位置しており、なんと59年間という連続増配記録を持っています。
連続増配記録を持っている企業は安心して長期保有できますね。
コカ・コーラ(KO)は何の事業でどういう企業?
清涼飲料水メーカーで世界最大手のコカ・コーラ社。
日本人でもコカ・コーラやファンタを飲んだことがある人も多いと思います。
世界的な投資家である「ウォーレン・バフェット」が長期保有していることでも有名ですね。
コカ・コーラ(KO)の主要事業は?どうやって利益を出している?
コカ・コーラ(KO)は知られているとおり、清涼飲料水の販売メーカーで世界最大の米国企業です。
コカ・コーラをはじめ、ファンタやスプライトなど10億ドルを超える20を超えるブランド商品を200か国以上に販売しています。
ちなみに10億ドルブランドの中には、日本発の「綾鷹」や「いろはす」なども含まれています。
ウォーレン・バフェット氏が長期保有している理由とは?
コカ・コーラ(KO)は投資の神様と呼ばれる「ウォーレン・バフェット」が長期保有していることでも有名です。2021年6月末時点の保有額は約216億ドル。
これはコカ・コーラ(KO)の時価総額に対して8%以上(2021年1月時点)を占めていることになり、ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャーハサウェイが筆頭株主であることを意味しています。
ウォーレンバフェットがコカ・コーラ社に投資を始めたのは1988年、それ以降30年以上にもわたり長期保有しています。
一体、投資の神様を引き付ける魅力はどこにあるのでしょうか。
その理由はバフェット氏が投資する企業に対する「今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもいい。
その会社が10年、50年経っても欲しいと皆が思うものを作っているかどうかが重要だ。」という言葉からくみ取れるかもしれません。
「コカ・コーラ」や「ファンタ」などは今でも世界中の人たちに愛されている清涼飲料水です。
圧倒的なブランド力と長期にわたるマーケティング戦略、それらがバフェット氏がコカ・コーラ社に投資をする理由と言えそうです。
余談ですが、バフェット氏は私生活でコーラとハンバーガーをこよなく愛していることでも知られています。
コカ・コーラ(KO)は長期投資に向いているのか? 今後の長期予想は?
今回の記事では、米国コカ・コーラ(KO)について簡単に紹介してきました。
最近の株高により、配当利回りも3%を切り、株価収益率を表すPERも25倍を超える割高水準になってきています。
ただ、59年にも及ぶ連続増配記録、圧倒的なブランド力などは今後も簡単に覆らないだろうと見込んで長期保有していくつもりです。
個別銘柄分析が手間だと感じる人は、素直にS&P500に連動するインデックスファンドを買った方がよさそうです。