投資初心者は、米国ETFか米国投資信託のどちらに投資すべきか迷う人もいるでしょう。
今回は、米国ETFと米国投資信託どちらに投資すべきか徹底解説します。
目次
(1) 約定価格
米国ETFはリアルタイムで株価が変動し、買いたい価格で購入することが出来ます。
投資信託は1日に1回価格が決まるため自分の希望の価格で買うことはできません。
投資初心者の場合は仮に株価が暴落した時に焦って株を投げ売りしてしまう可能性もあります。
さらに、テクニカル分析などチャートを見る力も必要なので米国ETFよりも米国投資信託の方がおすすめです。1日に1回の価格決定の方が心理的に余裕を持つことが出来ます。
(2) 為替手数料
米国ETFは、ドルでの購入のため一度、円をドルに替える必要があります。
楽天証券では1ドルあたり0.25円の為替手数料がかかってしまいます。
投資信託の場合は日本円での購入のため、為替手数料はかかりません。
投資初心者の場合、手数料の計算が複雑になり、難しく感じてしまう人もいると思います。
また、投資に慣れるという意味でも、日本円で投資信託を買い、分散投資をして日々の価格変動に慣れるという意味からも投資信託の方がおすすめです。
(3) 最低購入価格
米国ETFの場合は時価で購入することになります。
1株からの投資になるため初期の投資金額が数万円から数十万円程度になります。
そのため、購入金額が大きくなり購入しづらいという特徴があります。
投資信託の場合は、金額指定で購入可能で最低購入価格は100円からとなっています。
非常に小額から購入できることから手軽に投資を始めることができます。
(4) 配当金
米国ETFの場合、配当金があります。
企業から支払われる配当金はアメリカで約10%の課税後、日本でも約20%の税金を取られることになります。
仮に配当金を貰って再投資を行おうとした場合、自分自身で買い付けを行う必要があるため投資初心者にはハードルが高くなります。
投資信託の場合、配当金は支払われますが、私たちの手元には届きません。その代わり、アメリカで約10%の課税が行われたのち、投資信託を再び買うお金として再投資が行われます。
自動で再投資を行ってくれるため、余計な手間がかかりません。
初心者には投資信託がおすすめ
投資初心者が投資を行う場合、投資信託がおすすめです。
投資初心者は、ドルコスト平均法という一定期間毎に一定額の投資信託を購入する方法で購入価格を平均化させてリスク分散をするのが労力が少なく、時間も投資先もリスク分散することが出来るのでお勧めです。