米国株に投資をする際、その最適解のひとつとして「米国株式インデックスに投資をする」という手段が人気を集めます。
市場平均に投資をすることで、少額で運用できるだけでなく、多くの銘柄に分散投資も可能です。
個別株をトレードしたり、運用したりするよりも、確実なリターンが狙える投資手法として、主要インデックスへの投資が人気となるわけです。
そんな主要インデックスへの投資をする際に、「米国株インデックスと全世界インデックス」の2択については、多くの方が投資先として悩む部分かと思います。
ということで今回は、「米国株VS全世界株」と題して、それぞれの特徴について解説しますので、インデックス運用の投資判断に活用してください。
目次
米国株の特徴を知ろう!
まずは米国株インデックスの特徴から解説します。
主な米国株インデックスは、以下の2つです。
1. 全米株式インデックス
2. S&P500インデックス
全米株式インデックスは、米国の市場全体に投資するインデックスであり、大型株から小型株まで全体を捉える指数になります。
また、S&P500インデックスは、米国の大企業に絞ったインデックスであり、上位500社に投資をする指数となります。
2021年のようにGAFAMを中心とした巨大企業が強い期間には「S&P500」が強い動きを見せますが、米国株全体が強く伸びる期間には「全米株式インデックス」の方に群牌が上がります。
米国市場は過去を振り返っても、全世界の中で最も強い動きを見せているので、投資対象としてかなりの人気を誇ります。
全世界株の特徴を知ろう!
全世界株式インデックスは、文字通り「世界全体」に投資をする指数です。
先進国だけでなく、新興国の株式も組み入れるので、今後の経済成長によっては米国株式インデックスよりも高いリターンが期待できます。
しかしながら、全世界株式インデックスに含まれる米国株式の比率は高くなっているので、米国株の値動きに左右される側面も持ち合わせています。
米国以外の市場が急成長したり、長期で見た時に米国のリターンを上回る強い動きをしたりするのであれば、投資対象として注目を集める可能性はあります。
今後の世界情勢については誰にもわからない
2021年現在までは、全世界株式インデックスよりも米国株式インデックスの方が高パフォーマンスを出しています。
この過去の実績を理由に、米国株式の方が投資対象として優れているという意見もありますが、今後の世界情勢については誰にもわかりません。
どちらも優良な投資対象であることには変わりないので、ご自身の投資判断で選択していけば良いでしょう。
自身の投資目的に応じて選択しよう!
最終的には、自分がどんな目的で投資をするのか、どんな銘柄に未来を託すのかを決めなければなりません。
いろいろな情報をリサーチすることは大切ですが、その情報を活用して自分で投資判断を下すことはもっと重要だと言えます。
米国株式インデックスと全世界株式インデックスは、どちらを選んでも非常に優れた投資対象であることには間違い無いので、実際に運用していきながら自身の考えを固めても良いでしょう。