前回の東証で変えるS&P500連動ETFに引き続き、東証で買えるNASDAQ連動ETFをご紹介します。
グーグル、アップル、アマゾンなど日本人も普段から使っている大企業が多いので初心者の方にもオススメです。
参考:東証で購入できる「S&P500連動ETF」のオススメを紹介 手数料、流動性、為替ヘッジで選ぶなら
目次
東証のNASDAQ連動ETFはNASDAQ100に連動
東証のNASDAQ連動という名前のETFはNASDAQ100指数に連動しています。
これは米国株の代表500社を集めたS&P500指数のように、NASDAQを代表する100社を集めた指数で、情報通信技術系の会社が多く含まれています。
手数料で選ぶなら
ETFの手数料は売買時の手数料と信託報酬の2種類があります。
売買手数料はSBI証券、楽天証券などのネット証券なら無料のところもあるので、さほど違いにはなりません。
信託報酬をS&P500連動ETFと比較してみると、ETFごとに目立った違いはありません。
というのも、どのETFも年0.2%程度となっていてS&P500よりは少し高めに設定されています。
日興アセットマネジメントの証券コード(2568,2569)は0.25%以内となっているので比較的高めと言えますが、「以内」なので低くなる可能性もあります。
最低購入金額で選ぶなら
長期積立投資をしていくためには、最低購入金額も大切になってきます。
三菱UFJ国際投信の証券コード(2632)は1口から購入できて、直近の価格では1万1千円前後、更に為替ヘッジもあるのでオススメです。
1万円ちょっとであれば、定期的に積み立てるのにも向いています。
注意点として出来高が今回のETFの中では一番少なかったので、すぐに売買して利益を得ようとする取引には向いていません。
あくまで長期投資が前提の方にオススメしています。
流動性で選ぶなら
短期的にも売買したいのであれば、出来高で選ぶのも賢い選択です。
野村アセットマネジメントの証券コード(1545)は1口単位で売買可能ですが、直近で16万口取引されているので、今回のETFの中では最多です。
NASDAQ連動ETFは増える
東証のNASDAQ連動ETFは現在5種類ありますが、2月には大和アセットマネジメント株式会社から新たに3種類のETFが上場します。
具体的には為替ヘッジなし、為替ヘッジあり、インバース型の3種類で手数料も他のETFと変わらないので出来高や最低購入金額によっては、この新しいETFがファーストチョイスになるかもしれません。
S&P500かNASDAQか
NASDAQ100はアップル、アマゾン、テスラなどのアメリカを代表する企業が多く含まれているので、S&P500指数を上回るパフォーマンスを見せていますが、新興企業が多い分リスクも高めになっています。
例えば今後予定されている利上げのニュースが出る度にNASDAQ指数は2%以上の下落を見せることが珍しくありません。
しかしコロナ渦であっても利益を増やし続ける企業が多く、投資先としては非常に魅力的です。
どちらが優れているかは時間が経たないと分からないので、余裕があればどちらも投資しておくのが良いでしょう。