「米国株の強い成長力にもっと乗りたいけど元手がない…」
「もっとリスクを取って大きな利益を狙いたい」
そんな方におススメしたいのがレバレッジETFです。
レバレッジETFは1日の値動きが、元となる指標のX倍となるように運用されているETFです。
米国市場はこれまで右肩上がりに成長を続けてきたので、そのリターンを拡大できるレバレッジETFは米国株投資家に人気があります。
そこで本記事では、レバレッジETFの中でも特に米国株投資家に人気のETFであるSPXL, TECL, SOXLについてご紹介いたします。
目次
SPXL
SPXL(Direxion Daily S&P 500 Bull 3X Shares)は1日の値動きがS&P500の3倍になるように運用されているETFです。
S&P500のETFと言えばVOOが有名です。こちらは非レバレッジのETFです。VOOについては以下の記事にて解説しています。
関連記事:米国株初心者にオススメのETF 3選(VTI,VOO,QQQ)を解説
SPXLの経費率は0.95%で、VOOの0.03%と比較すると割高です。
SPXLに限らず、レバレッジETFの経費率は通常のETFよりも割高です。
上昇相場でなければ、その分リターンを押し下げる要因となりますので注意が必要です。
ここ5年平均リターンは435.67%でVOOの4倍となっています。
レバレッジETF全般に言えることですが、値動きがとても激しいので、取扱いには十分に注意が必要です。
TECL
TECL(Direxion Daily Technology Bull 3X Shares)は1日の値動きが情報技術セクターETFのXLKの3倍になるように運用されているETFです。
経費率は0.95%でSPXLと同じです。
なお、元指標であるセクターETFのXLKの経費率は0.12%ですので、SPXLと同様に割高になります。
元々パフォーマンスの良い情報技術セクターの3倍レバレッジETFですので、ここ5年のリターンは1638.27%で、VOOの15倍にもなります。
参考記事:米国株セクターETF11種まとめ
ただし、SPXLよりも分散が効いていない分、リスクは更に高く、値動きも非常に激しいです。安易な手出しは禁物です。
SOXL
SOXL(Direxion Daily Semiconductor Bull 3X Shares)は1日の値動きがフィラデルフィア半導体(SOX)指数の3倍になるように運用されているETFです。
ちなみにSOX指数の非レバレッジのETFにはSOXXというものがあります。
経費率は0.95%で、SPXLやTECLと同じです。
ここ5年のリターンは1686.72%でVOOの15倍、TECLと同等です。
SOX指数は情報技術セクター内の半導体関連銘柄のみの指標です。
このため、SOXLはTECLよりも更にリスクが高く、値動きも激しいです。
値動きの激しさを生かして、スイングトレードをするのも一案です。
まとめ
本記事にて紹介したレバレッジETFを以下にまとめます。
下に行くほどリスクが高く、上級者向けになります。
- SPXL:S&P500のブル3倍レバレッジETF(VOOの3倍)
- TECL:情報技術セクターのブル3倍レバレッジETF(XLKの3倍)
- SOXL:SOX指数のブル3倍レバレッジETF(SOXXの3倍)